「経験論」フランシス＝ベーコン
人類にはまだ解明していない自然の法則が沢山あるじゃろ。宇宙、遺伝子、深海、人の精神、色々ある。
— 橋本琴絵 (@HashimotoKotoe) December 15, 2023
でもこの400年くらいのあいだ、やけにその自然の法則を次々と発見しているような気がせんか？
今日は保守主義の元祖とも言える「自然の法則」について解説するぞ。… pic.twitter.com/Ot8Zj3Hcza
自然法則の例とは？
「自然の法則」とは、自然界に存在する法則のことで、例えば、水は高いところから低いところへ流れるとか、水中の物体は、その物体の体積分だけ水の重さよりも軽くなるとかいったことです。
ベーコンはどのような主張をしたのか？
経験論はイギリスの哲学者フランシス＝ベーコン(1561-1626)によって唱えられた。
経験ろとは、人間の知覚や知識は経験から来るものであり、生まれつきのものではないという考え方である。
ベーコンは、思い込みや偏見を捨て、実際に見たり聞いたりしたことをもとに考えるべきだと主張した。
ベーコンの主張はどうなのか？
ベーコンは、科学の基礎は綿密な観察と実験の積み重ねによって得られた経験的事実でなければならず、従来の権威による先入観は、たとえアリストテレスによるものであっても、すべて排除されなければならないと主張した。ベーコンの哲学とは？
要するに、実験が重要であり、事実に基づいて適切に考えるべきだと言っているに過ぎない。しかし、本当に難しいのは、その考えを現実主義に持ち込むときである。
振り返ってみれば、ベーコンの思想は現実と事実から発想を生み出す手法だった。
ベーコンは何をしたのか？
17世紀の科学革命の立役者の一人。イングランド王ジェームズ1世の側近で、大法官（最高裁判所長官に相当）を務めたこともある。
当時の新興科学に強い関心を持ち、実験を用いた科学的研究の重要性を説き、1605年には『学問の発展』、1620年には『新しいオルガヌム（制度）』などの著作を残した。
ベーコンの格言とは？
生来の才能は自然の植物のようなものである。余分なものは学問によって刈り取らねばならない。
人間は快適さ、有用さ、庇護を社会に求める。
沈黙は愚か者の美徳である。
哲学者ベーコンの「帰納法」とは？
ベーコンの「帰納法」とは、観察や実験を通じて集めた個々の経験的事実に共通する普遍的法則を求める方法である。
ベーコンは、従来の先入観や偏見を「無為自然」イドラと呼び、正しい知識の習得を妨げるものとして批判した。
保守主義とは？
保守主義とは、革命などの急進的な改革に反対し、伝統的に蓄積されてきた社会秩序、政治秩序、宗教秩序などを重視する立場である。
その思想的背景は、近代主義的合理主義（啓蒙主義、観念論、合理主義など）に対する懐疑であり、人間は不完全であるとして、歴史的伝統の尊重を求める。
